地球の子|短編

大学2回生の梅雨に書いた小説です。

 白光が一閃。スローモーションの世界の中で、次いで、じわりじわりと黄金の筋が広がる。次第にそれはオレンジ色になり、大きな炎となった。それは私の目に届く。それは私の鼻腔に届く。喉が焼ける。肺が蒸せる。耳がひしゃげる。鼓膜にふれる。
 はらりドクダミがさやめいた。


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